2013.05.21 女性の7の倍数
東洋医学には、「男性は8の倍数、女性は7の倍数で体が変化する」という考えがあります
年を重ねるにつれ、「なんだか体調が変化した気がする」「ホルモンバランスが変わった気がする」と思う年齢がありますが、その多くは7や8の倍数の年が多いようです。
女性の場合・・・
7歳→ほぼ永久歯がそろう
14歳→初潮を迎える
21歳→女性としての体が成熟する
28歳→女性らしさが出て全盛期を迎える
35歳→肌の衰えなど体の変化が目立ち始める
42歳→しわなどが目立ち、白髪も出始める
49歳→現在閉経はおおよそ50歳といわれていますが、ほぼその年齢に
合い、7の倍数が女性と深い関係があることがわかります。
それ以降も、7の倍数ごとに、身心の節目があります。
私も30代になって、確かに・・・・とうなづけることが増えてきました。
確かに何もしなければ、上のごとく、年齢とともに下降して、見た目だけでなく、体調も低下し、気持ちも落ち込んでいくばかりです。
でも本当は,年を重ねることはとても素敵なことで、その年齢ごとの「よさ」が出てくるのだとと思います。では「ただ、衰えていく・・・」を避けるためによい方法はないでしょうか?
老いは誰にでも訪れ、避けることはできません。
でも、その変化を遅らせたり、体調を整えることで穏やかにすることはできます。
古くから「養生をわきまえている人の肉体は容易に衰えない」と言われるように
「自分の身心の変化を理解すること・付き合うこと・そして予防すること」ができれば衰えを遅らせて、自分のできることが広がっていくのです。
また、東洋医学でいう「気・血・水」という概念がありますが、これらが全身をよどみなく流れることで、身心の健康を保つと考えられています。
様々な原因からそのどこかが滞り、よどみができると、体調不良につながり、女性特有な症状が出てきます
それらに対して「気」を鍼で調整し、「血」をお灸で調整することで、「未病」を防いでいきます。
(「気・血・水」や「未病」についてはまたの機会に詳しく記載したいと思います。)
鍼灸治療は未病を防ぐ、「予防医学」の一つでもあります。
「まだ早いから」はありません。
「早いうちからの予防」でその後の生活スタイルが大きく変わってきます