施術の内容&流れ
治療当日の準備と流れ
「ふきのとう」ではご自宅での治療のため、事前に以下のものをご準備していただいています。
大きめのタオル2~3枚 (治療中に体におかけします)
肌がすぐに出せるような ゆとりのある服をご着用ください
セパレートタイプの服もご準備しております。
マクラ・胸あて、膝あてを持参します。
うつ伏せの治療もリラックスしてお受けいただけます
当日の流れ(例:全身治療の場合)
ここまでが鍼灸治療となります。
鍼灸治療後、その方に最も適した運動療法を行います。
簡単なストレッチをはじめ、足踏み運動や、バランス運動を継続して
行うことで、筋力がついて転倒予防や、運動不足の改善・正しい姿勢
の保持ができます。
運動が苦手な方でも、一緒にやりますので安心して続けることができます。
「ふきのとう」で扱う運動はどれも安全を最優先に考慮しています、
簡単でわかりやすいものばかりですので、治療日以外もご自身で行うことができます。
鍼灸で体の痛みやコリを取り除き運動療法で固くなった関節や日常生活で
使わなくなっている筋肉を中心に無理のない範囲で体を動かし関節の動きの改善・筋肉硬縮を予防し怪我をしない体づくりを目指します。
また、動きが悪くなっていた動作改善を行う事で全体の
バランスを調整し、体を本来あるべき状態に戻していきます。
鍼
上:裁縫針 中央:まち針 下:治療用針
○写真からも治療用針が大変細いのがよくわかります。
鍼治療では髪の毛 より細い針を使用しています。
☆針はすべて、使い捨て (ディスポ)を使用していますので、とても安全です。
☆針治療では、症状や体の部位によって、針の本数などが変わります。
☆皮膚に入る際、ほとんど痛みはありません。
☆まれに、緊張している場所、痛点などの付近に刺すと痛みを感じることが
あります。
☆慣れてくると、眠ってしまわれる方もおられます。
☆必要に応じて、電気治療も行います。
「ふきのとう」で用いる電気治療器は整骨院等でも使用されているものです。
お灸
「ふきのとう」では「温灸」と「透熱灸」の2種類の方法を使って、体に働きかけます。
温灸
大きめに作ったもぐさにすることで、温かさが増します。温かいと感じたら取り除きます。
透熱灸
米粒とほぼ同じ大きさにしたもので、お灸をします。線香でお灸に火をつけ、8分目~9分目ほどまで燃えたら、取り除きます。
キュッと体に染み入るような熱さを感じます。
○どちらも手間と時間がかかる手法ですが、鍼灸師ならではの繊細な技術で
一つ一つ丁寧に施灸していきます。
体の変化をみながらお灸の回数や、取り除くタイミングを変えます。
血行がよくなり、体も心もリラックスした状態になります。
透熱灸について
透熱灸を行う場合、灸跡(もぐさのヤニ)が一週間ほど残ったり、お肌の状態によりまれに灸跡が取れづらい場合もあります。
昨今、美容上の問題や、熱さが苦手な方が増え、透熱灸を避ける傾向です。
しかし、「お灸」の基本概念では、お灸により、ピンポイントで皮膚に微小な炎症をつくることにより、白血球の増加させたり血管を拡張させたり、さまざまな生体反応を引き起こすことで、効果を最大限に引き出す効果があります。
そのため、「ふきのとう」では透熱灸もしております。
○透熱灸を行う場合には、十分なインフォームドコンセントをさせていただき、ご納得の上、施灸させていただいています。