2013.12.12 しもやけ
毎日寒い日が続いています。
インフルエンザや風邪も少しずつ出始めているようですが、それと並行して、「しもやけ」の季節でもあります。
特に手・指・足先・鼻先・耳などがなりやすく、足の指にできた時のあの痒みや痛みは思い出すだけでも・・・う~ん(汗)むずむず・・
東洋医学的にも「気血両虚」と呼ばれる状態で、「寒邪」が原因で気が行き渡らず、血とともに巡るはずの栄養などが滞っている状態といえます。
さらには手足周辺の湿度の高さも影響していて、水仕事などで手足を濡れたまま放置していると、乾くにつれて皮膚の表面温度も下がりしもやけになりやすくなります。特に足は常に靴や靴下で密閉状態であり、汗をかいて蒸れやすく、徐々に体表面の温度を奪っていくという悪循環になっているため、しもやけができやすい場所なのです。
しもやけは 、最低気温が5~6℃位になると多く発生し、昼と夜の温度差が10℃以上ある時もできやすくなります。その大きな原因は毛細血管などの末端部の血行不良です。またしもやけに痒痛が伴うのは、血行が悪くなっている血管に急に暖かくなって血液が流れ出すことで、血管に沿った神経が刺激されるからです。
予防対策
✿血行を
✿冷えないようにする
✿足がむれていたら乾かす(靴・靴下を履き替える)
良くするその他にも血行を良くするには、軽い運動やマッサージもよいでしょう。
ただ、マッサージをする際には強くやりすぎないように優しくするのがグッドです。
またお風呂でゆっくり指をグーパーしたり、なでたりするのも効果的だと思います。
(ゆっくりつかりたいものですね♪)
栄養面
一般的にビタミンEが足りていない人は体が冷えやすい傾向があるようです。
ビタミンEには末梢血管を広げ血行を良くする働きがあり、血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性等の症状を改善することで良く知られていて、しもやけの塗り薬などにも「ビタミンE配合」などをよく目にします。
食材で言えば、
アーモンド
煎茶の茶葉
サンフラワー油
ひまわり油
あんこうの肝
などがあげられ、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まります。
何にしても予防が大切ですので、毎日少しづつバランス良く摂取するように心がけていきたいものです。
鍼灸治療
体を温める・巡りを良くする・・・体内の循環を改善するために鍼灸は最適といえます。全身治療を行いながら、冷えを改善して、しもやけ防止のお手伝いをしていきます✿