2013.11.4 ✿首を温める✿
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2013.11.4 ✿首を温める✿
東洋医学では昔から「風邪(ふうじゃ)は首から」と言われ、体に悪影響を及ぼす風の「邪」は首から体内に侵入してくると考えられてきました。そのためか、首・背中には風の「邪」に関わるいろいろな意味合いが込められ、「風池(ふうち)・風門(ふうもん)・風府(ふうふ)・へい風(へいふう)・・・」など、「風」がつく名前のつぼが多く存在しています。鍼灸での風邪の治療の場合も首筋、背中上部が治療ポイントになっています。
実際に風邪(かぜ)のひき始めなどは、首や背中がぞくぞくしますね。そこから、頭痛、鼻水、関節痛・発熱・・・などの風邪症状につながっていきます。
また、冷え症についても、体の「首」が付く部分、「手首・足首・首」は温めることが大切と言われ、これらが、冷えていくと、体内の循環が滞り、体のあちこちで不調が出てきます。
首を通過していく神経もどれも重要なものばかりです。冷えた状態が続くと、それらの神経などにも異常が伝わり、自律神経等に関わる症状も出てきます。
つまり首を冷やすことは、風邪をひきやすくするばかりでなく、体調を崩す一因ともいえるのです。
そこで、「首を温める」ためには・・・
◎スカーフ
◎マフラー
◎ショール
◎ネックウオーマー
◎ハイネックのセーター・・・
などで、冷やさないように予防していくことが大切です。
冬場だけでなく、夏場もクーラー、汗などで、冷えやすくなっていますので、季節に関係なく予防を心がけていただきたいと思います